シラカバ花粉症2016

北海道立衛生研究所の発表では5月3日をピークにシラカバ花粉が飛散しているようです。実際にシラカバ花粉症の患者さんが沢山見えられております。

 

ただ、患者さんが来院する日に非常にムラがあるのと例年とくらべて極端に多くはないと言う印象です。周囲のシラカバの木を見ても完全に開花していない花(実)も見受けられます。あくまでも私の推測ですが、天候が不順で気温が低かったり、雨が降る日が割と多いためにまとまった花粉が飛んでいないのでは無いかと思います。

 

果たしてこれからまとまった花粉が飛んで花粉症の患者さんが困ったことになるのか、今年はこのままおとなしく収束していくのか、さすがにそこまではわかりませんが、いずれにせよあと1ヶ月ぐらいシーズンが続きますので頑張って乗り切りましょう。

 

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シラカバ花粉症、まもなく始まります!

 2月末から「ハンノキ」の花粉症症状で受診する患者さんが少しずつ増えていましたが、まもなく北海道の春の代表的な花粉症の「シラカバ花粉症」が始まります。

 

 北海道立衛生研究所の発表によると、

シラカバ花粉の飛散開始予想時期

 今年は 4月24日 とのことです。

 ちなみに、過去10年の平均は 4月28日 だそうですから、今年は例年より数日早いと言うことになります。天気の影響で数日前後することもありますが、シラカバ花粉症をお持ちの方はお薬の準備を!

http://www.iph.pref.hokkaido.jp/pollen/p_files/yosoku.htm

【世界ダウン症の日】 講演@サッポロファクトリー

 ダウン症とは21トリソミー(通常は染色体が2本ずつだが、ダウン症の人は21番目の染色体が3本あること)に由来して、2012年から3月21日が「世界ダウン症の日」と国連で制定されました。

 毎年、様々な啓蒙活動が開かれていたそうですが、今年はサッポロファクトリーのアトリウムで講演やイベントが開催されました。

 私も耳鼻科を代表してみみ、はな、のどに関する注意点のお話しをさせて頂きました。みなさん熱心な方ばかりでこの活動によりダウン症に対する理解が広まることを願っています。

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【血管運動性鼻炎】(寒暖差アレルギー)の患者さんが増えています。

 本州ではスギ花粉症のまっただ中ですが、さすがに北海道ではまだ花粉は飛んでいません。しかし、この時期にも北海道で花粉症に似た症状で苦しんでいる患者さんが沢山病院にやって来ます。

 

 一つはハウスダスト(いわゆるホコリ)アレルギーの方たち。雪解けがすすみ、ベチャベチャの道路が乾いてくる頃にホコリが舞ってアレルギー症状を起こします。大体この時期は空気も乾燥していますので家の中でもホコリが多く、寝ている間にホコリを沢山吸い込んでアレルギー症状が出る人がいます。

 

 二つ目は、血管運動性鼻炎と呼ばれるもの、俗に寒暖差アレルギーとも呼ばれています。その名の通り、一日の中であるいは日によって温度の変化が激しい時期、北海道では2月後半から4月前半ぐらいまでが起こりやすい時期でしょうか。温度調整の役割を果たす自律神経が弱っていると症状が出やすいですので、過労、睡眠不足などにより症状が悪化しやすいです。

 

 いずれも治療は同じでアレルギー性鼻炎の治療で症状が軽くなります。まだ、1ヶ月は症状が続くと思われますので、お困りの方は耳鼻科でご相談下さい。

めまいの講演@釧路

 大学勤務の時は時々利用していた丘珠空港からプロペラ機に乗り釧路に出向く。行きは悪天候のためにプロペラ機の洗礼を受け、なかなか気持ちが悪かった。

 

 ご招待頂いた「釧路耳鼻咽喉科講演会」は今回でなんと「第82回」。すごいです!

 

 第一部を私が、第二部は横浜市立みなと赤十字病院耳鼻咽喉科部長の新井基洋先生が講演され、二人で2時間強に渡りめまいに関するお話をしました。新井先生はテレビにもしばしば登場する超有名な先生でめまいのリハビリ指導の様子を聞くことが出来、たいへん感銘を受けました。

 

 ちなみに、新井先生は21日(日)19:00 TBS「駆け込みドクター」に出演されますので、ご興味のある方は是非ご覧下さい。

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今年の北海道の花粉は少ない?(気象協会の花粉症予測)

 先日、インフルエンザA型が流行っています、とお伝えしたばかりですが、早くもB型の患者さんも出ています。A型とB型の両方にかかる方もいますので、一度、インフルエンザにかかっても油断しないで下さい。大事なのは手洗い・うがいですよ。

 

 さて、かなり気の早い話ですが、1月14日に日本気象協会から今年の花粉予測が発表されました。本州のスギ花粉に対して北海道だけシラカバ(正式にはシラカンバ)花粉ですし、時期も本州にくらべて北海道はかなり先のことなので若干外れることも多いのですが、とりあえず今年の予測は例年より「少ない」となっています。花粉症を持っている方には朗報と言えますが、まだまだ変わる可能性がありますので、続報が入りましたらまたこの場でご報告させて頂くこととします。(忘れなければ・・・)

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インフルエンザの流行到来!?

 今年の冬は暖冬、少雪で過ごしやすい年末、年始でしたが、今週に入り気温も下がり、まとまった雪も降りました。そして、インフルエンザの流行も始まったようです。

 

 昨年もちらほらとインフルエンザ患者はいたようですが、当院では検査で陽性に出た人はいませんでした。今年に入り、陽性患者が出るようになり、今週に入ってから1日に数人単位でインフルエンザ陽性の患者さんが出るようになりました。今のところ、全員A型のようです。おそらく、今後ますます患者さんは増えるものと思います。

 

 インフルエンザに関する注意点として、

 

 ・38度以上の発熱、のどの痛み、関節痛などがあれば疑わしいですが、ワクチンを 打っているとあまり熱が上がらないことがあります。

 ・ワクチンを打っているからと言ってインフルエンザにかからないわけではありません。症状が軽くすむという効果が期待できます。

 ・発熱から半日(約12時間)以上経過しないと検査が陽性に出ないことがあります。

 ・特効薬がありますが、発症から48時間以内に使用しないと有効性がないと言われています。

 ・学校に通っている生徒さんは学校保健安全法で出席停止に関する決まりがありますので、指導に従って登校するようにして下さい。

 

 何と言っても、手洗い・うがいが重要です!!