新型コロナウイルス関連肺炎について

新型コロナウイルス関連肺炎について】

 感染者の報告が増えてきました。北海道でも中国渡航歴の無い感染経路の不明な感染者も現れ始め、潜伏期間が長いことを考えると封じ込めることはすでに不可能になってしまったようです。いつ、どこで感染してもおかしくない状況です。

 

【札幌市の相談先】 

 札幌市保健所では新型コロナウイルス感染症を疑って受診を希望される方のための相談先を設置しています。 #7119 または 011-272-7119 に電話して相談して頂くと、受診先を案内してくれます。

 ただし、症状が全くない、あるいは極めて軽い状態で医療機関にて検査を受けるメリットはあまりありません。

  • 発症初期には検査で陽性には出ない可能性がある。
  • 無症状でウイルスがいた場合でも感染性は低い場合が多い。
  • 逆に医療機関感染症をもらう危険がある。
  • 検査に時間がかかるため重症者の検査が後回しにされてしまう。

 

【いつ相談するべきか】

 これまでの報道や医療関係者の話を総合すると、通常の風邪よりも症状が長引くことと、全身倦怠感が強いことが症状の特徴のようです。具体的には、

  • 37.5℃以上の発熱や咳が4日以上長引いている。
  • 全身倦怠感、だるさが強い。
  • 呼吸が苦しい、胸が痛い。

 このような症状がある時は相談して下さい。

 

【今後の注意点】

 今後の予想は誰にも出来ませんが、状況はインフルエンザの流行期と全く一緒です。インフルエンザの流行期にはどこで誰にもらってもおかしくない状況ですが、みなさん普通に生活しながら万が一かかってしまった場合は学校・仕事を休んで家でおとなしくすることと思います。新型コロナウイルスも対応は基本的に同じです。予防法も同じで、

  • 人混みを避ける。
  • うがい、手洗いをこまめに。
  • 咳エチケットを守る。
  • 睡眠、食事、休養を十分に取る。

などです。また、風邪症状がある方はマスクをすることが望ましいです。

 

 当初の予想よりも感染力が強くなっているようですので、油断は出来ませんが、インフルエンザも流行期が過ぎれば自然となくなります。新型コロナウイルスもいつかは流行が終わりますので、みなさん気を引き締めて頑張って乗り切りましょう!