「手足口病」 昨年の100分の1

 昨日、新聞で「今年の手足口病は昨年の100分の1」と言う記事を見ました。統計を取り始めた1981年以来で今年は最低水準らしいです。

 例年7月下旬から8月下旬にかけていわゆる夏風邪と呼ばれる「手足口病ヘルパンギーナ咽頭結膜熱(プール熱)」が流行します。当院にも例年夏の時期には1日に数人から多い日は10人前後来院することもあります。ところが、今年は今のところ週に1人いるかいないかぐらいです。私の印象としても100分の1は納得です。

 ぐずついた天気が続いている事も関係あるかも知れませんが、一番大きな原因はやはり新型コロナウイルス対策としての手洗い、マスク等の感染予防が非常に役に立っている、と考えられます。

 新型コロナウイルスの感染は全く終息せず、感染者数はどんどん増えています。今年は夏休みも短く、登校日が増えて、まだまだこれから暑くなります。新型コロナウイルスのためのみと考えずに、手洗い・うがい・マスク・ソーシャルディスタンスは万病の予防と考えて、これからも続けましょう!