とうとう花粉症開始 ーハンノキ花粉飛んでますー

 3月初旬からアレルギー性鼻炎と思われる患者さんが来院されていましたが、中旬にはハンノキ花粉がたくさん飛んでいたようです。3月23日(火)には札幌区気象台が積雪ゼロの発表をしています。平年より11日早いそうです。もう今年は雪は要らないですね。

 雪解けとともに粉じんや中国から飛んでくる黄砂も飛んでいてアレルギー体質の方にとってはツライ時期の始まりです。今年の花粉飛散量の予想は平年並みらしいですが、換気により屋内にも入り込みますので、皆様ご注意を。お困りの際はお近くの耳鼻科にどうぞ。

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花粉飛び始めた?

 今週は記録的な大雪で初めて公立高校入試が一日順延されたり、全道で特急が運休になったり、雪のトラブルに苦しめられましたが、その二日後には最高気温が10度を超えるまで気温が上昇し大量の雪が一気に溶けました。ここまで寒暖差が激しくなるのも珍しいですね。お陰で体調を崩す人が多く、風邪症状の方が沢山来院されました。

 ただ、その中に明らかに花粉症と思われる患者さんが結構な人数いました。いつも参考にさせて頂いている道立衛生研究所の報告ではまだ花粉は観測されていないのですが、急激な暖かさに春と勘違いした木が花粉を飛ばしているかも知れません。何より、毎年春の花粉症に悩んでいる患者さん方が口をそろえて花粉症の症状が出ていると言っていますので間違いないでしょう。

 例年は3月下旬から患者さんが増えるのですが、今年は早いかも知れません。くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみ、のどのかゆみなどの症状がある方は花粉症かも?

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耳の病気が増えています 〜寒さ、ストレスなどが関連?〜

 本日よりさっぽろ雪祭りがオンラインで開催となりました。大雪像の無い大通り公園は

寂しい限りです。例年この時期は人の流れも多く、色々な病原菌が道外、国外から持ち込まれ、インフルエンザを始めとする感染症が流行するのですが、今年は全く流行しておりません。ただ、寒さと乾燥で免疫力は落ちますので、寒い年末年始から溶連菌などウイルス以外の風邪はそこそこ流行しています。引き続き気をつけましょう。
 一方、いつもなら暖かくなり新年度が始まる春先に増える、めまい、難聴などの耳に関連した
病気が今年は年末年始から多い気がします。新年度に増える理由は気候の変化による自律神経の乱れ、新学期、入社、転勤、転居など大きな環境の変化による疲労、ストレスのためと考えられています。今回年末年始から増えているのは少なからず、新型コロナウイルスの影響もあるのではないかと思っています。受診した患者さんに聞くと、
・外出自粛による運動不足、会食等ストレス発散の場を奪われる。
・登校、出勤の制限や友人、親戚と直接会う機会の減少。
・テレワーク、オンライン授業などでパソコン、タブレットスマホ画面を見る時間が増えることによる目の疲れ、肩こり。
・音楽鑑賞、動画視聴等を含めてイヤホンを使う時間が長い。
など疲労やストレス、耳への刺激が増えているという訴えを多く聞きます。なにより、終始感染対策に気を配らなければならず、先の見えない不安感も強いと思います。
 withコロナの時代を見据えて、上手く気分転換できる環境を整える必要があるように思います。大がかりなことをする必要はありませんので、1日数回体操をするとか、いつもより小まめに掃除をするとか、貯まっていた物を整理整頓するとか、これまでサボっていたことを少しやるだけでも良いかもしれません。みんなで力を合わせてこの苦境を乗り越えましょう!
 

記録的に寒かった年末年始 〜寒暖差アレルギーにご注意を〜

 北海道の冬が寒いのは当たり前かも知れませんが、今年は年末から寒波が度々日本列島を襲って全国的に寒かったですね。寒さに慣れているはずの札幌でも例年の2倍近い水道トラブル(水道管の凍結、破裂等)があったとニュースで見ました。

 あらためて札幌の年末年始の気温を調べてみると、

・12月29日から1月3日までの間の最高気温が-2度以下だったのは76年ぶり。

・12月29日から1月3日までの連日真冬日だったのは34年ぶり。

・元日の最高気温が-8.9度以下だったのは110年ぶり。

これでは、水道も凍結するはずですね。

 

 寒い時に気をつけなければならないのは「寒暖差アレルギー」です。正式な病名は「血管運動性鼻炎」と言います。温度差が7℃以上あるとアレルギー症状が出やすいと言われています。くしゃみ、鼻水、鼻づまりやのどのイガイガなどが長引く場合は風邪では無くアレルギーかも知れません。お困りの際は耳鼻科にご相談を。

2021年 謹賀新年

 新年明けましておめでとうございます。旧年中は大変お世話になりました。本年もよろしくお願いいたします。

 2020年は新型コロナウイルスに振り回された1年でした。これほど厳しい1年を過ごしたことはありません。完全に元通りの生活スタイルに戻ることはもう無いかも知れません。少なくとも、新型コロナウイルスの影響が収束するにはもう2,3年かかりそうです。

 ただ、「明けない夜はない」の言葉通り、人間の英知できっと乗り越えられる日が来ると思います。慣れず、油断せず、面倒くさがらず、引き続き感染対策を続けましょう。

 2021年は必ず2020年より良い年になると信じています。当院でも衛生管理の徹底に最大限の注意を払いながら診療に当たっていきます。お困りの際はどうぞご利用下さい。

インフルエンザ「消滅?」

news.yahoo.co.jp ニュースにもなっていますが、当院でも今のところ一人もインフルエンザの患者さんがいません。例年、12月から2月頃までがピークですので、まだまだ油断は出来ません。ただ、マスク、手洗い、換気、三密を避ける、が有効なのは間違いないです。

 新型コロナウイルスは同じウイルスでもインフルエンザウイルスとは全然特徴が異なります。潜伏期間も感染する時期も違うようです。また、症状もかなり違うようです。インフルエンザが少ないからと言って、新型コロナウイルスも一緒に消滅するとは思いませんが、同時に流行すると本当に医療崩壊してしまいます。

 例年、インフルエンザはこれからが増える時期です。みなさん、気を引き締めて予防に努めましょう!

新型コロナウイルス感染者増えてきましたね

 冬に増えると言われていたとおり増えてきました。まだまだ増えるでしょう。感染者数の発表に一喜一憂するなと専門家は言いますが、そればかり報道されるのでどうしたって気になります。

 北海道で増えている理由は色々あるのでしょう。寒さ、乾燥、GoToなどなど。ただ、インフルエンザがあまり流行していないところを見るとやはり、ウイルス対策としてマスク、手洗い、ソーシャルディスタンスは間違いなく有効と思われます。

 これだけ感染者数が増えると明日は我が身という気になりますが、決してかからないぞと言う決意の下、外出・外食を控えておとなしい生活を心がけています。終わりの見えない戦いに心身共に疲れてしまった人も多いと思いますが、なにはともあれ、マスク、手洗い、ソーシャルディスタンスだけは守りましょう!