秋の花粉症

花粉症はゴールデンウイーク前の春に猛威をふるいますが、夏と秋にも花粉症のシーズンがあります。夏はカモガヤを代表とするイネ科、秋はヨモギ、ブタクサを代表とするキク科の花粉症です。今の時期はカモガヤは少なくなり、ヨモギの花粉が増えます。

 

 本州のスギや北海道のシラカンバなどの春の花粉は量も多く、花粉自体が風に乗ると数キロメートルも飛散します。年度差が大きいこともあり、毎年ニュースになるほどです。

 

 一方、夏や秋の花粉はせいぜい数メートルしか飛びませんし、量もスギやシラカンバほど多くはありません。その代わり、雑草としてそこら中に生えていて、寒い場所ほど花粉飛散量が多いこともあり北海道は本州に比べてヨモギアレルギーの患者が多いと言われています。

 

 気温が下がる時期とも一致しているため風邪と区別がつきませんが、1週間以上サラサラした鼻水が続く場合はアレルギーを疑ったほうがいいかもしれません。検査をするとはっきりしますので、お困りの方はご相談ください。