寒暖差アレルギー、気象病・天気痛にご注意を!

 6月に入り、夏が近づいているというのに6日は中標津町で氷点下の気温を記録するなど、異例の寒さが続いています。北海道全域でも気温が4月並みの寒さとなっています。週末には運動会を開催した小学校も多かったと思いますが、体調を崩した小学生や父兄の方が沢山来院しています。

 気象協会の報告では6月中旬にようやく平年並み、汗ばむ陽気は6月下旬まで待たないといけないようです。

 最低気温と最高気温の差が7度以上になると寒暖差アレルギーが起こります。正しくは血管運動性鼻炎と言ってアレルギーではないのですが、症状はアレルギーと全く同じ、鼻水、鼻づまり、咳などの症状が長引きます。風邪とは違いますのでアレルギーと同じ治療が必要です。

 また、急な悪天候で気圧が低下するとめまい、頭痛、関節痛、体のだるさなどを誘発する「気象病(天気痛)」と呼ばれる現象が起こります。春や秋の季節の変わり目に起こりやすいです。自律神経の乱れが悪化の原因ですので、規則正しい生活、睡眠、食事、適度な運動に気を配りましょう。