2月からインフルBとコロナの流行拡大

 昨年末はインフルAを中心にコロナ、アデノ、溶連菌の感染症が大流行して病院には発熱患者さんが沢山訪れました。冬休みに入り1月になってからは一旦落ち着きましたが、2月に入り再び発熱患者さんが増えてきました。現在、流行の中心はインフルBと第10波に入ったと言われるコロナです。札幌市内の小中学校では学級閉鎖、学年閉鎖等も増えていると聞いています。受験シーズンですので、みなさん、引き続き感染対策を十分にお願いいたします。

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春の花粉症 〜非常に多い!〜

 毎年、気象協会が発表する「春の花粉飛散予測」。今年は地図を見ると北海道だけ真っ赤!例年比で「非常に多い」との予測です。北海道の場合、春の花粉症は雪解けとともに始まります。年々雪解けが早まっているためか、近年では3月頃から症状の出始める人が増えます。

 花粉症治療では最近、「初期治療」が重要視されています。これは、症状が軽い内に治療を始めると症状が軽くすむ、と言うものです。花粉症、とくにシラカバ・ハンノキ花粉症の方は今年は3月上旬頃には治療の準備を始めた方が良いかも知れません。

 

明けましておめでとうございます

 新年明けましておめでとうございます。

2024年の診療も5日から始まり、2日間無事に終了しました。風邪症状の方が非常に多く、発熱患者さんに検査をすると、年末まではインフルエンザが一番多かったのですが、現在はコロナと逆転した印象です。そして、引き続き小さな子ども達を中心にアデノウイルス咽頭結膜熱 別名プール熱)も流行しております。インフルエンザも減ってきてはおりますが、今後、冬休み明けそして雪まつりのあとに再び増える可能性もあります。

 発熱患者さんの来院が非常に多いため、当院の待機スペースに余裕がなく、やむを得ず、予定時間より早く受付を終了させて頂く状況が続きました。今後、少しずつ改善していくことを願っておりますが、すぐに改善はできそうにありません。受診できない方には大変ご迷惑をおかけしております。申し訳ありません。

 また、現在も薬品、検査キットの不足が続いております。薬品では咳止め、痰切り、解熱剤、抗生剤を中心に極めて厳しい状況。検査キットではアデノウイルスの検査キットがほとんど手に入らない状況です。

 年始には痛ましいニュースが飛び込んできて、非常に暗い年明けになってしまいました。コロナ、インフルエンザ等の感染症にも引き続き注意しながら明るく過ごせる2024年になることを願っております。

 本年もよろしくお願いいたします。

今年もお世話になりました

 本年も多くの患者様に当院に来院頂きました。ありがとうございました。本日、無事最終診療を終えることができました。

 今年はCOVID-19が5類に分類され行動に制限がなくなってから、多くの感染症が流行しました。そのため、病院は大変混雑し待ち時間が長くなり、また必要な薬剤の不足により、ご迷惑をおかけすることが多かった年でした。申し訳ありません。

 この状況はしばらく続くと思います。当院のような小さなクリニックでできることは限られていますが、少しでも当院を頼って来て頂ける方のお役に立てるように職員一同、来年も頑張っていきますので、これからもよろしくお願いします。

今年のインフルは手強い!!

 現在、当院には毎日数十人の発熱患者が来院されています。そのため、本来、点滴や耳の処置などに利用しているベッドのある場所を閉鎖して、発熱患者の待機場所とさせて頂いております。それにもかかわらず、入りきれないほど多くの発熱患者が来院することもあり、その場合は感染対策の観点から大変心苦しいのですが、事前予告なく受付を終了させて頂いております。ご迷惑をおかけして申し訳ありません。

 発熱患者で多くみられるのがA型インフルエンザです。例年よりも早く感染者が増加していますが、今年のインフルエンザの特徴はそれだけではありません。

 複数回感染(2ヶ月以内にインフルAに感染した方が再びインフルAに陽性になる方)、同時感染インフルAと新型コロナ、インフルAと溶連菌など二つ以上同時に陽性になる方)、ワクチン接種済みにもかかわらずインフルA陽性となり高熱が出る方、まだ少ないながらB型インフルエンザが陽性になる方など例年にはないほど感染力が強い印象です。

 さらに我々の悩みが深刻な薬剤不足と検査キット不足。薬剤は咳止め、痰切れがほとんど入荷しない状態。検査キットはアデノウイルス、溶連菌の検査キットがたまにしか入荷しない状態が続いております。

 つらい思いをされている患者様のお役に立てるように当院も精一杯頑張っておりますが、小さなクリニックのために全ての要求にお答えすることが難しい状況が続いております。早くこの感染状況が落ち着くこと、当院の診療状況にご理解頂けることを願っています。引き続き感染対策を頑張りましょう!

 

インフルエンザ激増&受診患者激増

 札幌市が実施している下水サーベイランスによるとインフルエンザウイルスの検出濃度が前週の3.2倍に激増しています。当院でもこの2,3週間でかなりインフルエンザが増えている印象です。ただ、相変わらず新型コロナウイルスも多く、アデノウイルス、溶連菌も非常に多い印象です。

 3年前から言われていることですが、引き続き、手洗い、うがい、咳エチケットにはご注意下さい。

 秋のアレルギーシーズンでこの時期、耳鼻科が混むのは毎年のことですが、風邪症状、特に発熱、咳の方が多く大変混み合っております。現在の混雑状況は私がこの地でクリニック勤務を始めてから11年目ですが、経験したことのないほどの混み具合です。

 当院はフリーアクセスを基本としており、どのような症状の方も受け入れております。また、予約制ではないため、来院した順に全員診察するシステムです。ただ、この数ヶ月は受付開始30分で50人近い患者さんが来院し、受付1時間で100人近い方が来院します。とても私1人で診察できる人数ではありません。そのため、大変心苦しいですが、私が1日で診察できる患者数を超えた時点で受け付けを終了しております。

 お困りの方の来院を断る事態になり大変申し訳なく思っておりますが、何卒ご理解いただきますようお願い申し上げます。

 

秋の花粉症 〜ヨモギ花粉飛散開始〜

 今年の夏は北海道らしくない暑さでしたね。お陰で秋の花粉飛散は遅れていましたが、とうとう先週から飛び始めたみたいです。先週末よりくしゃみ・鼻水・鼻づまり・目のかゆみの症状を訴える患者さんが増えてきました。

 相変わらず、Covid-19(コロナウイルス)、インフルエンザ、ヒトメタニューモウイルス、溶連菌などの感染症患者も多く受診され、野戦病院の様な状況が続いていますが、注意することは同じ。体調が悪い時は無理をせず、体力を落とさないようによく寝て、よく食べて、手洗い、うがいを行いましょう。