北海道新聞朝刊 『教えてドクター』ゆらゆら、ふらふらする、めまい

 本日の北海道新聞朝刊教えてドクターのコーナーで久しぶりに回答者になりました。専門のめまいの相談ですので、快く受けましたが、少ない字数の中で言いたいことを伝えるのは難しいですね。早速、記事を見て来院した患者さんが沢山いらっしゃいました。北海道新聞の偉大さを思い知りました。

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花粉症 ー今年のイネ科花粉ー

 札幌ではシラカバ花粉症も一段落して、これから夏の花粉症の代表であるイネ科花粉が飛ぶ時期です。今のところ、例年にくらべて飛散量自体はあまり多くないのですが、相変わらず雨の日と天気の日の差がはっきりしているため、晴れた日にはまとめて大量の花粉が飛ぶこともあります。くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみ、のどのイガイガが続く時は耳鼻科にご相談下さい。

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『薬食同源』平成29年夏号 健康コラム

 『薬食同源』という雑誌の健康コラムに「めまいについて」の記事を載せていただきました。私が普段クリニックで話していることを抜粋してまとめていただきました。限られた紙面に良くまとまった内容に仕上がっていると思います。

 編集を担当してくれた葛西奈津子氏は私の高校時代の同級生です。高校卒業後から数十年経っていますが、このような縁で協力して仕事をするのも不思議な感じです。

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今年のシラカバ花粉症はかなり波がありますね

 今年は予想通り例年より飛散量は少ないようです。しかし、波が激しくて、5月4日と5月18日に大量に飛んだためにその直後は当院も大混雑でしたが、その後は例年よりヒマな日も多いです。例年、シラカバ花粉は6月に入ると落ち着いてきますが、今度はカモガヤなどのイネ科の花粉症が始まります。天気の良い日に長時間外出した際はご注意下さい。

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シラカバ花粉始まる!

 いまだにインフルエンザBの患者さんが毎日のように訪れますが、とうとうと言うか、やはりと言うか、ゴールデンウイーク中にシラカバが一気に花粉を飛ばしたようです。おまけに、中国からの黄砂も飛んできたため、ゴールデンウイーク明けには鼻炎、かゆみ、喉のいがらっぽい症状の方が沢山訪れました。今年の花粉は例年より少ないという予報ではありますが、お困りの際は早めの対処をおすすめします。

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ハンノキはやや多め。さて、シラカバは?

 今年はインフルエンザが思ったほど大流行せず、ダラダラと続いています。例年この時期はインフルエンザと花粉症で耳鼻科は混む時期ですが、今年は例年にくらべると大混雑という感じではありません。

 

 今年の花粉飛散は少ないという予報でしたが、北海道立衛生研究所の発表によるとハンノキ花粉の飛散量は例年より多く、長く飛散しているようです。

 

 さて、北海道における春の最大の花粉症であるシラカバ花粉の飛散開始予想が4月26日となっております。飛散量は昨年より少ないという予想ですが、どうなることか。

 

 シラカバ花粉症をお持ちの方はそろそろご用意を。

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講演@富士フイルム

 富士フイルムと言えば緑のパッケージの「写るんです」、そして私が初めて買ったデジカメも富士フイルム製でした。どうしても、カメラのイメージが強いですが、我々の業界では医薬品に関わる製薬会社として一面もあります。

 今回は富士フイルムが耳鼻科医もしばしばお世話になる抗生剤を作っている縁で耳鼻科に関わる感染症の話をさせて頂きました。

 しかし、一番質疑応答が盛り上がったのが耳あかの話でした。着々と耳あか博士としての地位を築きつつあります。全く本意ではありませんが・・・

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