サノフィが主催して札幌で開かれたアレルギー性鼻炎のセミナーで講演してきました。全国各地から集まった耳鼻科医の先生に北海道のアレルギー性鼻炎の現状についてのお話をしましたが、私はほんの前座で、メインの滋賀県からいらした湯田先生の講演がすばらしかったです。いくつになっても勉強は大事ですね。
今年は立ち上がりが遅いのでヨモギ花粉が少ないまま終わるのでは無いかと予想していましたが、甘かったです。急に飛散量が増えました。外来にもアレルギー症状の患者さんが急に増えてきました。
いよいよです!秋の花粉症の皆さん、耳・目・鼻・のどのかゆみ、くしゃみ・鼻水・鼻づまり、等の症状があるようでしたら早めに対処しましょう!
例年ならとっくに飛んでいるはずの秋の花粉症の代表格のヨモギですが、とうとう花粉が飛び始めたようです。ただし、時期はかなり遅いですし、飛散量もまだわずかです。例年ならそろそろ終わる時期ですから、今年は少ないまま終わるのか、ここから増えるのか?私は少ないまま終わるような気がしています。
寝苦しい夜が続きますね。北海道とは思えない暑さです。この時期には必ず熱中症で人が亡くなるニュースを目にします。とても残念です。熱中症は注意していれば十分に予防できます。
熱中症は熱を体の外に逃がす働きが弱ってしまうと起こります。特にお年寄りや乳幼児は体温の調整が上手くできませんので、熱中症になりやすいです。
熱中症を予防するためには、
・風通しを良くしましょう。
エアコン、扇風機、換気扇を上手に使いましょう。
・こまめに水分補給を。
水、麦茶、スポーツドリンクなどがおすすめ。紅茶、コーヒー、アルコールは利尿作用があるのであまり望ましくない。
・通気性、吸湿性の良い、ゆるい服装を。
きつめの服は熱がこもってしまいます。服は汗を吸収してくれるし、直射日光、紫外線を防ぐ役目もあるのであまり肌の露出を多くすることはおすすめできません。
頭痛、吐き気が起きたら涼しいところで休みながら水分を補給して。体調が回復しない時は救急車を呼びましょう。