オミクロン株と花粉症 〜今年はシラカバ花粉にご注意〜

 2月は新型コロナウイルスの第六波、記録的な大雪と災難続きで、冬季五輪も心の底から楽しめませんね。当クリニックの周囲の小中学校でも休校、学年・学級閉鎖が相次ぎ、大雪翌日は私も通勤に3時間もかかり、クリニック勤務を始めてから初めて遅刻してしまいました。お待たせした患者様には申し訳ないことをしました。すみません。

 さて、2月いっぱいは路肩の雪も無くなりそうにはありませんが、いずれ雪が溶けてくると耳鼻科にとって気になるのは春に飛ぶ花粉の量です。毎年、気象協会が予想を出しておりますが、1月20日発表された内容では北海道は例年比で2倍以上の大量飛散が予想されています。

 ここで問題なのが、オミクロン株と花粉症の症状が区別がつかないことが多いと言うことです。どちらも、鼻水、体のだるさ、のどの違和感が起こります。花粉症でもアレルギー反応により微熱、頭痛を訴える人もいます。花粉症だと思って治療を続けていたら、実はコロナウイルスに感染していたということが起こりえます。今後の様子を見て対策を立てていきますが、まずは、毎年シラカバ花粉で困っている花粉症の皆さんは例年以上に早めに花粉対策をして、花粉症の症状を極力抑えることが大事です。そうしないと、無駄な自宅待機、検査・診察が増えるかも知れません。つらいですが、頑張りましょう。

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