札幌の花粉症 2019 〜イチイ(オンコ)花粉〜

 今年は積雪0になるのは早かったですが、その後も気温が上がらず、雪がちらほら降る天気が続き、3月下旬から4月上旬はあまり花粉が飛びませんでした。ただ、4月第2週頃より花粉症の症状の方が増えましたが、原因はイチイ花粉だったようです。

 「イチイ?なんだそれ?」と思われる方もいるかも知れませんが、北海道では「オンコの木」と呼ばれる方が多いですね。私も存在は知っていましたが、ハンノキを凌駕するほどの花粉を飛ばすとは知りませんでした。

 本州は花粉症が落ち着きつつありますが、北海道は桜の見頃であるゴールデンウイークがたくさん花粉を飛ばすシラカバ花粉のピークです。今年は大型連休で病院も休みの所が多く、ゴールデンウイーク前後は医療機関が非常に混みます。花粉症の方はそろそろご準備を。

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ハンノキアレルギー 〜一旦落ち着く〜

 今年は雪解けが早いな〜と思っていたら、急に冷え込んで雪が降りましたね。3月中旬に大量に飛んだハンノキ花粉でしばらくはクリニックも混雑していましたが、雪のお陰で少し落ち着きました。ただし、雪解けがすすむと花粉の量はどんどん増えていきます。例年、ゴールデンウイークに春の花粉症のピークを迎えますので、これから要注意です。花粉症の方は早めにご準備を!

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札幌も花粉症シーズンに突入! 積雪0が早まりそう

 いよいよ札幌も花粉症シーズンに入ったようです。一番早く花粉を飛ばすハンノキが3月9日頃から花粉を飛ばし始めたようです。まだ、量は少ないですが、これからどんどん増えます。早めに備えましょう。

 札幌の積雪"0"は例年4月3日だそうですが、今年は早ければ来週中に積雪0になるかもしれません。温暖化の影響かどんどん早まりますね。ホコリもたくさん飛んでいますので、外出の際は花粉とホコリに気をつけて下さい

 ちなみに、いまだにちらほらとインフルエンザ患者も見受けられます。手洗いうがいも忘れずに!

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講演@サノフィ 〜花粉症に備えて勉強会〜

 アレルギー性鼻炎の治療薬でお世話になっているサノフィ製薬にお邪魔して社内勉強会のお手伝いをしてきました。全道各地から集まった担当者と意見交換ができて大変有意義でした。やはり、北海道は広い!地域で全然傾向が違うことを思い知りました。

 まもなく北海道も花粉症の季節。シーズン到来前に良い頭の整理になりました。

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長引く鼻水・咳 〜風邪では無く、アレルギー!〜 PM2.5にご注意!!

 少しずつインフルエンザの流行が落ち着きつつありますが、入れ替わるようにして長引く鼻水・咳の患者さんが急に増えました。風邪と考えて風邪薬を飲んで対処している人が多いですが、1週間以上改善しない場合は風邪では無いかもしれません

 ちょうど昨日のニュースで北海道でPM2.5が高濃度で観測されたとの報道がありました(下にリンク貼ってありますのでご参照ください)。雪解けとともに、路面がでて、溜まっていたホコリがたくさん舞っています。日も長くなり外に出るのが楽しみな季節ですが、数日間はPM2.5に注意してください

 外出の際はマスクをすることをおすすめいたします

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インフルエンザ大流行 〜北区で増加!〜

 記録的な寒波の訪れとともにインフルエンザにかかる人も増えています。第2週(1月7日〜1月13日)に今期のピークを迎えた後やや減少傾向になりましたが、第5週(1月28日〜2月3日)に再び上昇傾向になりました。我が北区では「69.6人」という記録的な数字で相変わらず札幌市で断トツの多さです。

 今後は現在流行しているA型インフルエンザに加えてB型インフルエンザの登場も予想されますので、一度かかった人も含めて引き続き、手洗い、うがい、マスクで予防に努めましょう!

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インフルエンザの「治癒証明書」

 以前から何度か言っていますが、インフルエンザの治癒証明書ほど無駄なものはありません

 ● 治癒を証明するなんて不可能です。そのための検査もありません。

 ● 治った後の受診で余計な時間やお金の負担が患者さんにかかります。

 ● 病院にとっても流行期の混雑した病院で証明書発行の負担が増えます。

 ● 流行期の病院に治った人が行くことで別な病気をもらうことがあります。

 ただ、学校や会社から指示されたのでしぶしぶ訪れる患者さんが多く、板挟みになって気の毒なので当院では無料で治癒証明書は発行しています

 でも、下の記事にもあるとおり厚労省文科省も「治癒証明書は不要」と明確に回答してますので、ぜひ学校も会社もこの制度を止めて頂きたいですね。

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