5月26日、27日、28日の猛暑をきっかけに例年より3週間ほど早く始まったイネ科花粉症でしたが、ピークは過ぎたようです。今年の6月は雨が少なく、運動会の日程も順調に消化されました。お陰で花粉もたくさん飛びましたが、そろそろ雨も降りそうです。
花粉症は徐々に良くなると思いますが、代わりにのどの痛み・違和感、咳、声がすれ、が非常に長引く風邪が流行っていますね。高熱を出す溶連菌やアデノウイルス感染、耳鼻科は専門外ですが、ウイルス性胃腸炎も流行っていますので、引き続き、手洗いうがいに努めましょう。
今年は春のシラカバ花粉は飛散量が少なくてGW明けの大混雑は避けられましたが、例年6月中旬にピークを迎えるはずのイネ科花粉が早くもたくさん飛んでいます。先日の記録的な猛暑が原因かも知れないですね。佐呂間では39度まで上がりましたから、植物も真夏と勘違いしても仕方ないです。
カモガヤ、ハルガヤ、オオアワガエリに代表されるイネ科植物は雑草、牧草ですので、スギやシラカバのように高い枝から何キロも先まで花粉を遠くまで撒き散らすのでは無く、数十メートルから数百メートルぐらいの範囲に花粉を飛ばします。つまり雑草、牧草の沢山生えている場所に行くと症状が強く出ます。
ちょうど運動会シーズンで外に出る機会も増えます。また、暑くなると夏風邪も流行ります。いつもより1ヶ月遅れで耳鼻科が混んできました。お困りの際は早めに受診を!
毎年この時期に猛威をふるうシラカバ花粉が今年は非常に低調です。
昨年はここ数年では見られなかったほどの記録的な大飛散で、当院も5月から6月上旬にかけては院内におさまりきれずに建物の外まで行列ができるほどの大混雑でした。そこで、ことしは4月中に待合室の椅子を急遽増やしたのですが、今年はそこまでの混雑はありません。準備した時に限って役に立たないものですね。
5月いっぱいで春の花粉症シーズンは落ち着きますので、余程の異常気象でも無い限り今年はこのまま終わりそうですね。シラカバ花粉の皆様、もう少しの辛抱です。
昨日で平成が終わり、今日から令和元年の開始。長期の連休ということもあり、何となく改元というより新年を迎えるような気分に浸ります。ちなみに、私は特別の用事も無いので家でまったりと連休を過ごしています。家の掃除に飽きたらどこかに出かけようかと思います。
例年、この時期はシラカバ花粉がたくさん飛び花粉症で困る患者さんで耳鼻科の病院はいっぱいになります。連休のため、診療を休みにしたのが心苦しいですが、幸か不幸か今年のシラカバ花粉はかなり低調です。昨年のこの時期は花粉飛散のピークを迎え、クリニックも花粉症患者でいっぱいでした。改元に気を遣ったわけでは無いでしょうが、連休が終わるまでこのままでいてほしいですね。
今年は積雪0になるのは早かったですが、その後も気温が上がらず、雪がちらほら降る天気が続き、3月下旬から4月上旬はあまり花粉が飛びませんでした。ただ、4月第2週頃より花粉症の症状の方が増えましたが、原因はイチイ花粉だったようです。
「イチイ?なんだそれ?」と思われる方もいるかも知れませんが、北海道では「オンコの木」と呼ばれる方が多いですね。私も存在は知っていましたが、ハンノキを凌駕するほどの花粉を飛ばすとは知りませんでした。
本州は花粉症が落ち着きつつありますが、北海道は桜の見頃であるゴールデンウイークがたくさん花粉を飛ばすシラカバ花粉のピークです。今年は大型連休で病院も休みの所が多く、ゴールデンウイーク前後は医療機関が非常に混みます。花粉症の方はそろそろご準備を。
今年は雪解けが早いな〜と思っていたら、急に冷え込んで雪が降りましたね。3月中旬に大量に飛んだハンノキ花粉でしばらくはクリニックも混雑していましたが、雪のお陰で少し落ち着きました。ただし、雪解けがすすむと花粉の量はどんどん増えていきます。例年、ゴールデンウイークに春の花粉症のピークを迎えますので、これから要注意です。花粉症の方は早めにご準備を!